過信は禁物!!機械式時計の防水性に関する注意点

進化する機械式時計の防水性能

以前は機械式時計と言えば、わずかな水滴が付着しただけでも浸水して故障をきたしてしまうようなものでした。一方で昨今は防水性能の向上が目覚しく、10m防水の生活防水対応はもはや必須となり、水没しても浸水しないような50m防水のモデルも多く発売されるに至っています。しかし、それによって機械式時計が浸水による故障の全てから免れているわけではありません。リューズを起こした状態で水を浴びれば簡単に浸水しますし、相変わらず水周りでの運用には細心の注意を心がけなければなりません。

3000m防水のモデルでも水で故障することがある!

一般的に300m防水を超えるモデルはダイバーズウォッチと呼ばれ、浸水の心配はありません。しかし、水中でどれだけ振って圧力をかけようとも浸水することがないとされる3000m防水の機械式時計でも、簡単に水が原因で故障してしまうケースがあります。それはお風呂に浸けた場合です。お風呂のお湯で機械式時計内部が高温になると、内部の潤滑油が流れ落ちて部品の磨耗が早まったり、文字盤の剥落を起こす可能性があります。また、石鹸の泡や温泉の成分がケースやパッキンを劣化させてしまうことも考えられます。

機械式時計の防水性能を保つためには

機械式時計は各部品が磨耗して劣化するように、防水性能の素となるパッキンも経年や使用状況によって劣化します。オーバーホールに出した際にメンテナンスされて性能が戻ることもありますが、普段からしっかりとした防水性能が発揮されているのかチェックを行っておくことも重要です。実際に水の中で使用する場合は、事前に水槽に浸けてみて浸水しないかどうか確認したり、リューズやボタンをしっかり定位置にしまうことができるのか見ておくことも大変重要です。

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